手術後の注意事項をご説明します。手術をする猫の種類を以下より選択してください。
TNR猫 / 飼い猫/保護猫
TNR猫
代理運搬の方
下記内容を手術後に猫のお世話をする方へ必ずお伝えいただき、十分理解をした上で管理をおこなうことができるよう努めてください。
抜糸について
オスメスともに抜糸の必要はございません。
食餌について
帰宅後から与えていただいて結構です。
手術当日は消化の良いウエットフード(缶詰やパウチなど)を与え、翌日以降に食欲が戻っていればカリカリフードを与えてください。
温度管理について
麻酔後はからだの体温調節機能が不安定になりますので、各季節に応じて快適な温度で休息できるよう管理してください。
・夏場は熱中症や暑さによる脱水症状などが起こりやすいため、直射日光の当たらない、風通しの良い場所で過ごさせてください。
・10月~4月は朝晩冷え込みます。体が冷えることで体調不良(食欲不振、下痢、嘔吐など)、最悪の場合、低体温症により死に至る可能性もありますので、手術後は十分暖かくしてください。
安静日数について
手術後、オスメスともに最低一晩は先述の環境にて様子をみてください。(捕獲器内、もしくは大きさにゆとりのあるケージ内など)
※堕胎手術をしたメス猫は、堕胎により多量の血液を失う上、通常の不妊手術と比べ傷口が大きくなっています。二晩程度は捕獲器内などで安静にさせて、手術後管理をより注意深くおこなってください。
ストレスサインについて
手術後管理中、全く飲食をしない・排泄を我慢している場合は環境変化によるストレスが原因である可能性があります。
その場合は上記の安静日数内であっても、天候や気温を考慮した上で速やかにリリースをするなど、猫の負担が少ない方法を選択してください。
※元気がない(ぐったりしている・ふらつきがある)、下痢や嘔吐がある場合などは、リリースをする前に当クリニックへご相談ください。
リリースについて
猫を屋外の元に居た場所へリリースする際は、車の往来が無い方向に向けて、捕獲器の扉を開けてください。( 勢いよく飛び出し交通事故に遭ってしまう危険を避けるためです )
飼い猫/保護猫
代理運搬の方
下記内容を手術後に猫のお世話をする方へ必ずお伝えいただき、十分理解をした上で管理をおこなうことができるよう努めてください。
抜糸について
オスメスともに抜糸の必要はございません。
食餌について
帰宅後から与えていただいて結構です。
手術当日は消化の良いウエットフード(缶詰やパウチなど)を与え、翌日以降に食欲が戻っていればカリカリフードを与えてください。
温度管理について
麻酔後はからだの体温調節機能が不安定になりますので、各季節に応じて快適な温度で休息できるよう管理してください。
・夏場は熱中症や暑さによる脱水症状などが起こりやすくなりますので、直射日光の当たらない、風通しの良い場所で過ごさせてください。
・10月~4月は朝晩冷え込みます。体が冷えることで体調不良(食欲不振、下痢、嘔吐など)、最悪の場合、低体温症により死に至る可能性もありますので、手術後は十分暖かくしてください。
舐め防止について
傷口をなめると傷の治りが遅くなる可能性があります。
傷口をなめる様子がある場合はエリザベスカラーや術後服などを使用し、術後最低1週間程度は舐めさせないようにしてください。
ワクチンの副作用について
ワクチンを接種した猫で、食欲が低下している・普段より元気がない場合は、ワクチンの副作用である可能性があります。
室温管理などをおこない安静にして、様子をみてください。元気がない、食欲がないなど軽度の副作用であれば時間経過とともに徐々に回復していきます。
ぐったりしている、下痢や嘔吐がある場合は、副作用が強くでている可能性がありますのでクリニックへご連絡ください。
メスの術創(傷口)について
術創あたりが、固く膨らむことがあります。
これは、腹筋や皮下組織を縫合しているためであり自然な生体反応ですので、1か月程度で治まってきます。
ただし、傷周囲が赤くなっている、熱感がある、膿が出ている場合は炎症を起こしている可能性がありますので当クリニックへご連絡ください。
その他体調不良について
稀ではありますが、下記のような事態となる可能性があります。
その場合は当クリニックへご連絡の上、かかりつけ医にご相談いただくようお願いいたします。
・ワクチン接種による、体調不良(元気・食欲低下、下痢、嘔吐など)
・門脈シャントによる、神経症状
・感染症等による、治癒の遅延
・免疫力低下による、風邪や膀胱炎の発症 など
ご不明、ご心配な点がございましたらクリニックまでご連絡ください。