西尾 麻衣 にしお まい 【山梨分院院長】

主な経歴

○学歴
2010年3月 東京都立昭和高等学校卒業
2016年3月 麻布大学獣医学部獣医学科卒業

○職歴
2016年04月~2023年9月 北海道ひがし農業共済(現 北海道農業共済)勤務
2024年04月~ にじのはしスペイクリニック岐阜本院 研修
2024年10月~ にじのはしスペイクリニック山梨分院開業

メッセージ

野良猫を拾っては病院に連れて行き、飼い主さんを探す幼少期を過ごしてきました。町の活動団体さんに混じって行った活動(猫の不妊去勢手術費用を集めるためのバザーや啓発活動)は、当時の私にとって不妊去勢手術の大切さを知る貴重な経験となりました。

獣医師を志してからは、その職域の広さを知り、北海道で牛や馬の診療に携わりました。診療車の中に乗り込んだり、書き物をすると決まって邪魔をする外の猫たちに癒されながらも、無秩序な繁殖で生まれ死んでいく『猫の過剰繁殖』を目の当たりにすることもありました。

山梨県へ移り住み、飼い主のいない猫の手術や治療のため、毎日何時間もかけて通院させている活動家さんがたくさんいらっしゃることを知りました。この10年間をみても関係機関、活動家さんの多大な努力のもと、猫の置かれる状況は大きく変わりました。しかしながら、身を粉にして猫に愛情を注いでくださる方の負担は甚大です。

『猫の問題は、地域の問題』
猫にまつわる問題は行政や活動家さんに指示を仰ぎながらも、誰にでも取り組める課題にしなくてはいけない。そのためには、どのようなその仕組みが必要か、自分自身はどういった関わり方ができるのか。そう考えていた時、にじのはしスペイクリニックの活動を知り、ニコワゴンの機動力を生かした出張手術と啓発活動のインパクトに衝撃を受けました。
それから髙橋葵先生はじめ、岐阜本院の先生・スタッフの皆様、各地域の活動家さんのご指導とサポート、地域の皆様の温かいお言葉があり、山梨分院という形で活動を始めることができました。
“How can 1 person save 100 cats? ーどうしたら、1人でたくさんの野良猫を救えるんだい? ‘It’s easy! Just spay one! ーそんなの簡単さ!1匹の猫を手術するだけ!
1匹の野良猫を不妊手術するだけで、その猫から将来生まれるであろう100匹の猫を過酷な生活から救うことができます。 
ひとりが100匹の猫を保護するのではなく、100人がそれぞれ1匹ずつの猫に手術をする。
このことが当たり前となるよう、精一杯取り組んでまいります。手術と啓発活動を通して過酷な環境で生きる猫を減らし、『ネコがしあわせに ヒトがおだやかに』暮らせる社会を目指します。

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