モバイルスペイとは

にじのはしモバイルスペイのロゴ
スペイクリニックモバイルスペイモバイルスペイクリニック
開催形態常設単発定期
地域窓口自院自院地域の活動家
主な役割地域への定着地域への導入地域の継続支援
目指す姿手術文化を根付かせる変化のきっかけをつくる地域の自立を支える

地域に変化を生み出す最前線の活動

モバイルスペイは、これまで不妊去勢手術という選択肢が存在しなかった地域へ、手術を届けるための出張手術活動です。

猫の過剰繁殖問題は全国各地で起きています。しかし、そのすべての地域にスペイクリニックやモバイルスペイクリニックがあるわけではありません。
モバイルスペイは、緊急性の高い案件や小規模地域など、既存の仕組みだけでは対応が難しい場所へ出向き、必要な場所へ手術を届けています。

なぜモバイルスペイが生まれたのか

殺処分を繰り返しても、なぜ猫は減らないのか。その問いから、モバイルスペイは生まれました。

にじのはしスペイクリニック代表獣医師の高橋は、かつて行政獣医師として保健所に勤務していました。
当時担当していた地域では、子猫が増えるたびに保健所へ持ち込まれ、殺処分が繰り返されていました。
しかし、どれだけ処分を行っても翌年にはまた子猫が生まれ、同じ問題が繰り返されます。
原因は明らかでした。繁殖そのものが止まっていなかったのです。
その経験から高橋は、「処分ではなく、繁殖を止める仕組みが必要だ」と考えるようになりました。
しかし、手術を広げるためには病院で待っているだけでは足りません。手術を受けられない地域へ、自ら出向く必要がありました。
その答えとして生まれたのが、モバイルスペイなのです。

最初の一歩をつくる

多くの地域では、「手術をしたい」ではなく、「猫が増えて困っている」という段階から始まります。
動物病院が遠い。手術という選択肢を知らない。誰に相談してよいかわからない。
そのような地域では、手術を希望する人が少ないのではなく、手術という選択肢そのものが存在していません。
モバイルスペイの役割は、その地域へ最初の選択肢を届けることです。

手術という選択肢を届ける

モバイルスペイは単に手術を行う活動ではありません。
その地域に、「猫が増える前に手術をする」という新しい選択肢を届ける活動です。
最初は数頭の出張手術かもしれません。しかし、その一歩がなければ地域は何も変わりません。
問題を解決するためには、まず問題を未然に防ぐという考え方が地域へ届く必要があるのです。

地域変化のきっかけになる

その後、地域では手術需要が増え、行政による手術助成制度の創設や、ふるさと納税・ガバメントクラウドファンディングを活用した財源確保へと発展していきました。
さらに地域の中に継続的な手術体制が生まれ、私たちの役割を終えた地域もあります。
私たちが最初にモバイルスペイを行った地域では、それまで「子猫を引き取ってほしい」という相談が中心でした。
しかし手術という選択肢が届いたことで、少しずつ手術を選ぶ人が現れ始めました。問題が起きてから対処するのではなく、問題を未然に防ぐために行動する人が現れ始めたのです。
地域が変わるためには、まず最初の一歩が必要です。モバイルスペイは、そのきっかけをつくるための活動です。

どのような場所で実施できるのか

モバイルスペイは、必要な獣医療設備を車両に搭載しているため、電源や水道設備がない場所でも不妊去勢手術を実施できます。下記は、これまで実際に開設した施設の一例です。

公共施設

役場・公民館・自治会館 行政施設 ・学校・公園・福祉施設

地域施設・民間施設

ショッピングモール・イベント会場・住宅展示場・フェリーターミナル・猫カフェ・保護猫シェルター・動物園・保育所

その他

個人宅・車庫・倉庫・駐車場

モバイルスペイが活躍する場面

  • 手術を受けられる施設が近くにない地域
  • 一時的に多くの手術が必要な地域
  • 離島や僻地など猫の運搬負担が大きい地域
  • 災害や多頭崩壊など緊急対応が必要な現場
  • 地域に手術という選択肢を届けたい地域
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公園(イベント)での啓発活動
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学校での出前授業
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モバイルスペイの様子は車外モニターで視聴可能
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モバイルスペイでの車内見学(事前予約制)